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にんじん

この花は・・・にんじん
主な栄養素
・ビタミンA(カロテン)
・ビタミンC
・カリウム
・食物繊維
にんじんにはカロテンが非常に豊富に含まれています。β-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変わり、あとのβ-カロテンは活性酸素を防いで免疫力や抵抗力を強める働きをします。また、カリウムなどのミネラルや水溶性の食物繊維も含まれているため、体内の余分なナトリウムを排泄して血圧を下げる効果やコレステロール除去、便秘防止などの効果も期待できます。
にんじんはセリ科のきれいな花を咲かせます。にんじんの原産地はアフガニスタン周辺。品種は大別すると西洋種と東洋種があり、日本には江戸時代初期に東洋種が、江戸時代後期に西洋種が渡来したとされています。
根も歯も栄養
にんじんは根を食べる根菜ですが、その葉にも他の野菜に負けないほど豊富なビタミンが含まれています。若葉は香りも良いのでパセリの代用として使ったり、おひたしやてんぷら、炒め物などにも積極的に利用しましょう。
一年を通じて
現在では4月〜7月の春夏にんじんと8月から3月の秋冬にんじんが市場にでるため一年を通しておいしく食べることができます。中でも3月下旬から5月下旬にかけて出回る「新にんじん」はふつうのものより甘く柔らかいため、生食用には最も適しています。
知っトク情報
βカロテンは油と一緒に摂ると吸収が高まりますので、きんぴらにしたりドレッシングで和えたりすると、より効率的に摂取することができます。特に皮に多く含まれているので、皮つきのままスープなどで煮込むのもおすすめです。
監修:管理栄養士 大越 郷子
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