安心してお召し上がりいただくために、信頼できる産地を選定し、安全な野菜づくりに取り組んでいます。岩下の新生姜・らっきょうの原料は岩下食品が定めたガイドラインをクリアした指定農場において、厳格な管理体制のもと栽培されています。
産地には、地域ごとに農家をまとめ指導する「農家指導員」をおき、農家への直接指導を行っています。農家指導員は、農家が作成する「農薬使用申請書」によって栽培計画を確認・管理。農家は規定された方法に従って栽培し、「栽培履歴」に記録・管理します。こうして地域単位でほぼ同じ方法で栽培し、統制をとっています。さらに、岩下食品の日本人社員が定期的に産地の巡回視察を行うなど、海外協力工場のスタッフ、農家指導員と連携・協力して農家の指導と栽培管理を行うことで、高品質で安全な野菜の確保を実現しています。
農薬は、農作物を病気や害虫から守るために必要なものですが、使い方によっては残留農薬などが心配されます。そこで、ポジティブリスト制をもとに、使用農薬を限定して管理に取り組んでいます。「農薬使用申請書」を用いて事前に使用農薬を把握し、それぞれの農薬の使用基準・使用方法について、農家への指導にあたります。そして収穫後は、記録された「栽培履歴」によって農薬の使用実態を確認します。農薬の使用基準・使用方法は、現地および日本の法律に準じており、3点の禁止事項を設けています。
農薬の使用基準
農薬等の化学物質は、ごく少量であれば生態への影響はでませんが、一定量を超えると影響がでてきます。そこで、「一日摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake)」と一日許容量の80%を超えない範囲で基準値が設定されています。加えて、農作物によって毎日摂取する量や栽培に必要な農薬の量が異なることから、食品ごとに基準が設定されています。
外部機関による残留農薬検査を実施
食品衛生法によって、残留農薬の基準値が設けられています。岩下食品では、使用農薬管理の一環として、外部の第三者機関にて残留農薬検査を行っています。「残留農薬検査報告書」をもとに、食品衛生法における残留農薬基準値と照らし合わせて確認しています。
内閣府・食品安全委員会/食品の安全性に関する用語集 農林水産省/農薬コーナー(農薬に関する詳しい情報)