柴草玲さんプロフィール

柴草玲さん

シンガー・ソングライター。1992年、サルサバンド「チカブーン」に参加、作曲とキーボードを担当。95年にバンド脱退後、キーボーディストとして活動の傍ら、他アーティストへの楽曲提供も行う。Cocco「強く儚い者たち」「樹海の糸」、松田聖子「エメラルド海岸」、NHKみんなのうた「ヒナのうた」、NHKおかあさんといっしょ「ながぐっちゃん」などの作曲者としても知られる。99年頃から自ら歌い始め、2001年に自主制作盤『遺伝子』を発表後、デビュー・アルバム『あじさい』を発表。以来、『レクイエム』(02年)、『うつせみソナタ』(03年)、『会話』(04年)、『小唄婦人』(06年)と、それぞれ長く愛される名作アルバムを残した。現在は、ピアノ弾き語りによるライブを中心に、唯一無二の音楽活動を続けている。私小説的な題材を作品(うた)にしながら、それを普遍的な愛と無常の音楽へと昇華させてしまう、驚嘆すべき才能の持ち主であり、特に、そのライブの度肝抜く迫力に魅せられた熱狂的なファンは数多い。近年は映画女優としても活躍、主演作品に「マドモアゼル・オードレイ」(05年)、「不惑のアダージョ」(09年)がある。ラジオ・パーソナリティをつとめる「柴草玲のイヌラジ」は、02年4月の放送開始以来、500週を数えるRADIO BERRYの人気音楽番組である。毎週、身の回りのささやかな幸せ、不幸せ、脱力、抱腹絶倒、不条理を、小さな唄にしてカシオトーンで弾き語る「イヌラジ小唄」のコーナーが、リスナーから永年愛されている。